菊池ふるさとの味

菊池に昔から伝わるお菓子とレシピをご紹介します。


女将の会でもふるさとの味を守り、伝えるべく、手造りおかしに挑戦です。
今回は「とじこまめ」と「ゆべし」を作ってみました。皆さんも是非チャレンジしてみてくださいね。

↓↓↓完成品です。(我ながら!?)おいしそうに出来ました!



昔から米どころ菊池の農家の冬のおやつとして、くだけ米を利用してつくられています。日持ちが良く、保存食としても良いです。片くり粉をまぶして竹の皮で包むと皮離れがよいんですよ。


1. もち米の粉とうるち米の粉をふるいにかけておく。
2. ゆずは洗っておろし金で皮をすり、砂糖をふりかけておく。
3. すり鉢でみそをすり、ゆず砂糖を入れよくすりまぜる。1を加え、水を少しずつ入れ、耳たぶぐらいのやわらかさにまぜ、5コに分ける。
4. 水洗いした竹の皮に3を平らにのばし、竹の皮のひもで結ぶ。
5. 蒸し器に並べ、40分くらい蒸す。
使用材料 数量 目安量
もち米の粉 160g 1カップ
うるち米の粉 80g 1/2カップ
砂糖 150g 1と1/2カップ
麦みそ 100g 1/2カップ
ゆず 2コ  
適量  
竹の皮    

使用材料 数量 目安量
大豆(ピーナッツ) 30g 1/4カップ
小麦粉 100g 1カップ
米の粉 10g 大さじ1
黒砂糖 60g 大さじ6
熱湯 200ml 1カップ
しょうが汁(ゆず汁) 少々  
3g 小さじ2/3
10g 小さじ2強
竹の皮    
菊池一族の勢力が盛んだった時代、砦を守るときの兵糧食として考察されたものといわれています。後におやつや行事料理の盛り合わせとして使われるようになりました。蒸すことによって日持ちをよくし、照りが出るんですよ。


1. 大豆は水洗いし、香ばしく炒っておく。
2. 黒砂糖は熱湯でとかし、冷めたらしょうが汁、小麦粉、米の粉、大豆、塩を入れ、たらしてボトボト落ちるくらいの固さにしておく。
3. .厚手の鍋に油を熱し、2を流し込み、充分火が通るまでよく練る。(こげやすいので注意する)
火が通ったら、混ぜているしゃもじが動かない程にかたくなる。
4. 熱いうちに棒状に丸め、竹の皮でくるみ、更に蒸し器で15分くらい蒸し上げる。
5. 盛るときはうすくきって盛りつける。

畑から忙しく帰り、いもの皮をむき輪切りにしていいきなり、だんごの皮で包んで蒸す(又はゆでる)ことから「いきなりだんご」と名付けられたと言われています。
現在では、いもの上に小豆あんをのせて包んだものも人気です。



1. さつまいもは皮をむき、1cm厚さに切り、面取りをする。
2. ざるに並べ、生乾き程度天日に干す。
3. ぬるま湯に塩をとかし、小麦粉を入れ、粘りが出るまでこね合わせ、濡れ布巾をかけて、ねかしておく。
4. 3を薄くのばし、いもにきっちはりつけながら包む。
5. 蒸し器に濡れ布巾を敷き、包んだいもを並べ、20分ほど強火で蒸し上げる。
使用材料 数量 目安量
さつまいも 300g 中2本
小麦粉 50〜60ml 1カップ
お湯 150g 大さじ3〜4
5g 小さじ1